守屋山周辺概念図
守屋山周辺概念図
高遠と茅野は杖突峠で結ばれており、その西方に守屋山はあります。
アプローチが良く登山道もしっかりしており、バスツアーではるばるやって来る人達もいます。
好天に恵まれたこの日も、頂上で大勢の登山者に出会うことになりました。
立石登山口あたりの落ち葉
AM.9:50 立石登山口スタート
杖突峠から高遠側に少し下った立石から登ることにしました。このコースは同町片倉の守屋源一さんがひとりで作ったそうで、1999年夏開通しました。
大変な苦労があったと思われ大事にしたいものです。

今年はいつまでも暑く、秋はずいぶん遅れています。
しかしさすがに11月、ここにきて山里はいっきに秋の装いを始めました。木立はたくさんの葉を落とし、厳しい冬の到来に備えています。自転車をお供の山旅は大変なのですが、落ち葉の中をカサコソ歩くのはとても気持ちが良く、辛い登りも辛抱できます。

立石登山口あたりの落葉
鬼ヶ城の松
コースの1600mあたりで杖突峠からの登山道と合流します。途中の「十文字岩」・「鬼ヶ城」などの巨岩が良い休息ポイントになります。登りは2時間程度ですから、色々見て回ると面白いかもしれません。
「鬼ヶ城」の大岩の上では、足下の岩肌から松が枝を出していました。わずかな岩の隙間から這い出したこの松の生命力に驚かされます。
ひょっとすると100年先にこの大岩は真っ二つに割れてしまっているかも?
「鬼ヶ城」の松
コルからの登り
AM.11:00 1514.7m小ピーク西方コル着
1時間程でちょっとした広場に登り詰めました。
木立が視界を遮っていますが、夏には涼しい木陰になるかもしれません。ここから熊笹の中を行くようになります。
1600m辺りで杖突峠からのメインコースと合流し、守屋山東峰ピークにたどり着きます。
コルからの登り
守屋山東峰1631.2mピーク
AM.11:25 守屋山東峰1631.2mピーク着
大きく開けたピークは、北・中央・南アルプスは勿論、美ヶ原・八ヶ岳など360°の展望を楽しむことができます。中級山岳のピークとして決して狭くはないのですが、多くの登山者でにぎわう為あまり落ち着いていられません。
休息もそこそこに西峰を目指します。
方位版
自転車が迷惑にならないように。Mesu-Bati
東峰の立派な方位版
東峰と西峰を結ぶ稜線は起伏が少なく、かなり自転車が使えます。
稜線の走り
中間点には「カモシカ岩」と呼ばれる小さなコブがあり、いよいよ西峰ピークというところで登山道北側に避難小屋が現れます。しっかりとした造りですが、3人も中に入れば窮屈なほどの小ささです。
守屋山西峰1650.3mピーク
緩やかな稜線の走り
AM.11:40 守屋山西峰1650.3mピーク着
西峰も東峰同様360°の展望があります。
東峰に比べ広く平坦なためゆったりとしていて、こちらでお弁当にする人が多いようです。私たちもここで暖かいものを作り好天の頂上を楽しみました。
四方八方に山々を眺め、眼下に諏訪湖を見下ろせるような展望の良い山は、この守屋山を於いて他にはないように思えます。
他の登山者がいなくなるまでゆっくりしました。
守屋山には今日の立石コースの他にもいくつか登山道がありますが、今回の下山コースはやはり登りに使った「立石コース」にしました。
守屋山西峰ピークのMesu-Batiの雄姿
Osu-Batiヘアピン
コースは全体にテクニカルですが、
上級者であれば100%の乗車が可能かと思われます。
練習にもなりすばらしいコースです。
  守屋源一様に 感謝!感謝!
rider. Osu-Bati
Mesu-Bati ベ〜!
rider. Mesu-Bati