タイトル

戸倉山周辺概念図
南信に戸倉山というとても気分の良い山があります。
「伊那富士」とも呼ばれており、キャンプ場からと女沢峠から登ったことがあります。

女沢峠からの竜東遊歩道は、
MTBにはハード過ぎます。
キャンプ場からはとても良いのですが、下の方が階段になっていて少し残念です。

戸倉山を「頭からシッポまで」楽しむ為、今回「上野森コース」をたどってみました。

AM.11:00 「上の森コース」登山口出発。
この登山口を探すのは至難の業。よそ者にとって信州の「山深さ」は偉大すぎます。
まあ、カーナビの時代ですから何とかたどり着けるでしょうが・・・。
里山の細い林道(一人だったら絶対に入って行きません)の端に車を捨て、落ち葉がいっぱいの林道を歩き出しました。すぐに急な登山道になり、意外に長く、帰りのMTBが楽しみです。
40分程で尾根上に出ました。
三合目付近
ここからは勾配も落ち着き、ゆったりとした登りになりました。ほとんどの立ち樹が葉を落とし丸裸です。フカフカの落ち葉の中、弱い冬の斜光を受けながらカサコソと歩いていきます。途中「野生つつじ」の群生地があり、枝がアーチ状になっている所がありました。春はどんなにかきれいでしょう? また確かめに来なければなりません。
しばらくしてキャンプ場からの道と合流する丁字路に出ました。
PM.0:20 五合目「キャンプ場コース」合流。
また勾配が急になりましたが大したことはありません。
中央アルプスが見え隠れしだし、20分ほど登るとまた緩やかになりました。展望ベンチが二カ所ほどあり、何かと楽しい登山道です。
PM.0:50 八合目「金明水」着。
小さな広場にあずまやがあり、すぐそばに「金明水」が出ています。ちょうど小鳥たちが水を飲みに来ていました。八合目から益々細尾根となり、やがてポッカリ開けた「戸倉山西峰」に飛び出します。
戸倉山西峰
PM.1:20 戸倉山西峰(1680.7m)着。
小さな広場の中央に不動明王像や石碑が置かれ、昔から多くの人がこの山に関わっていることがうかがえます。多少の灌木がありますが南アルプスと中央アルプスが間近に見え、里山にしては立派な頂上です。
陽当たりの良いところでゆっくり休憩です。
戸倉山西峰頂上の不動明王像(帽子の男性ではありません)
鋸岳(南アルプス)
南アルプス・鋸岳ー無風の戸倉山ピークより

さて、いよいよダウンヒルのスタートです。
ピークから五合目(キャンプ場コース合流点)までは、七合目の平坦部を除きMTBにはやや急な
細尾根コースです。
おなじみ MesuBati
何度か下っているのですが、いま少し腕前が及びません。急なタイトターンに気後れしないように挑んでいくのですが、常にブレーキを握りしめているほどの急勾配が続き、集中力を持続させることは難しいことです。
ここ数年MTBにもDiscブレーキを採用するものが増えてきています。担ぎ半分の「山行スタイル」ですから、自転車が重くなってしまうことは厳禁です。
しかしその制動力と泥雪の付着に影響を受けにくいという点は、大いに検討の余地のあるところです。
日進月歩で軽量化されていますので、ちょっと調べてみるのも良いですね。
Rider . MesuBati
青空
ごぞんじ MesuBati
五合目から緩やかで広い尾根の下りになりました。たっぷりの落ち葉の上を、スキーのように自転車で下っていきます。三合目からは再び急坂でテクニカルなコースとなり、やがて今日のスタート地点にたどり着きました。まだ4時前ですが、さすがに晩秋の里山では夕暮れが迫っています。
陽が大きく傾きしみじみと秋を感じます。
今回OsuBatiは体調不良で「歩き」でしたが、
階段部分のない「上の森コース」に必ずトライすることでしょう。
Rider . MesuBati
黄色
やまであいましょう。